こんにちは。
過ごしやすい日が続いております(^-^)
日が沈むころになると、秋の虫たちが鳴いていて
すっかり秋の気配です。
秋になると、
そろそろ熱いお茶が飲みたくなってきます。
この時期におすすめなのが、鳳凰単叢という烏龍茶です。
産地の様子をサイトで掲載していますので是非ご覧くださいね。
とても景色の美しい、広東省潮安県の鳳凰鎮で採れるお茶です。
鳳凰単叢の産地・広東省潮安県鳳凰鎮
鳳凰鎮のある鳳凰山の山頂には天池という池があるのですが
天界の神様が遊びに来るという伝説があるくらい、壮観な景色です。
そこで採れる鳳凰単叢は、明清の時代から貢茶のひとつとして名のあるお茶でした。
少し話が逸れますが、烏龍茶発祥の地といわれるのが
武夷岩茶の採れる武夷山と、
鳳凰単叢(単欉)の採れる鳳凰鎮の
2つの説があります。
鳳凰単叢の方が先なのではと言われている理由として
以前よりそこに住んでいた、お茶づくりに長けているシャー族が
隋の時代、地震による山火事で山が焼けてしまって
残ったお茶の木を持って、福建省の方へ移住したという話が残っているのです。
鳳凰鎮のある潮安県は福建省のお隣なので
アモイも近く、また山沿いに東北へ進めば武夷山もあります。
どちらが発祥の地なのか気なるところではありますが
またゆっくり調べてみたいなと思います(*^-^*)
ところで、鳳凰単叢は、見た目が細くて、茶褐色で
岩茶に似たイメージを持つ方も多いのですが
味や香りは、岩茶とは全く違います。
鳳凰単叢は何と言っても香りの凄さ!
フルーティーな香りや花の香りがお茶を淹れた瞬間広がります。
香料など一切使用していないのに、びっくりするほどいい香りがします。
味の方はというと
これまた、香りが甘いので、甘いのかな・・・?
と思っていると、あっさり裏切られてしまいます(^^;)
どちらかというと、紅茶に近いしっかりした苦味と
烏龍茶の軽い口当たりが混在した
とっても不思議なお茶なんです。
お茶の種類によって、香りが全く違うので
香り比べをしても楽しいですよ!
美味しく飲むためには
高い温度のお湯で淹れ、香りを立て
苦くなり過ぎないように、抽出時間は短く
がおすすめです。
秋の風に当たりながら
鳳凰単叢の香りを楽しむ。
とっても贅沢な気分です♪
渡部
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