鉄観音2009年春茶の蘭花香

鉄観音2009年春茶の蘭花香

観音王
2009年6月21日タグ: , , , ,

こんにちは!(^▽^)/

報告遅れましたが

2009年の春の鉄観音が発売されました☆

今年は、香りがよいのが特徴です。

味はちょっとさっぱりしていて、爽やかな感じの仕上がりです。

ご紹介させていただきます♪

こちらが極品鉄観音です。

茶葉が若く、しっかりしていて形もきれいです。

極品鉄観音

つぎに観音王です。

早摘みの茶葉が、しっかりと丸められ、光沢があります。

香りがよくて、芳醇な春の爽やかさがあります。何煎もいただけます?。

観音王

お湯の色もきれいな黄金色です。

鉄観音の黄金の水色

ウーロン茶というと濃いお茶の色のイメージなのですが

お茶の種類や焙煎、発酵の度合いで、黄金色からコーヒーのような色まで

産地によって本当に様々です。

また、お茶にもその時代によって流行りがあり、

鉄観音は特に、ここ数年でどんどん変わってきています。

茶葉の品種改良や、製造方法の変化などもありますが

特にここ数年の鉄観音は、緑茶の好きな人たちも好んで飲めるように

発酵と焙煎が浅くなっています。

以前の鉄観音を知る人や

以前の鉄観音を好む、中国の福建省から南側の地方では

「最近の鉄観音は、鉄観音ではない。」

という人さえいます。

(さすがにうちのユンチン店長はそこまで言いません)

「三紅七緑(葉の縁が発酵して赤くなり、中心部が濃緑色の状態)」

というのが、従来の発酵度30-40%の状態なのですが

最近の鉄観音は、発酵度が20%以下のものが多く、

「紅」が見事に見当たりません(^-^;)

発酵と焙煎を少なくすると、どんなメリットがあるかというと

製造の時間短縮で効率が上がるのと

お茶の「蘭香」が強く残ること

質の良いものを見分けやすいこと

また、緑茶好きの多い地方で消費が盛んになるということが挙げられます。

鉄観音のニーズが、香り(蘭花香)に重点をおくようになっていて

長期保存の場合は冷蔵庫で保存しないと酸化が進んでしまいます。。

逆に、飲む数日前に常温に放置しておくと

味の角がとれてまろやかになります(^-^)

たまに、昔風の鉄観音が飲みたいときには

自分で適当な焙煎をして

たまに失敗しつつ飲んでいます(^^;)

中国茶はずっと昔から、その時代の権力者や、流行にあわせて

常に変化してきました。

もしかしたら、今わたしたちが飲んでいるお茶も

あと数十年、十数年したら

また違うお茶に変わっているかもしれません。

今しか飲めないかもしれないという

ちょっとした危機感が

中国茶のさみしさであり、醍醐味でもあります。

お茶で時代の流れを感じるのも

面白いですよね。

今の進化する鉄観音を

みなさまもお試しください(*^^*)

渡部

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